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ジャーナル

2024年01月16日

さくっとアートゼミ

「さくっとアートゼミ」ってどんなことやってるの?詳しくご紹介!

「大人のやさしいアートゼミ」には、1枚の作品を40分間で鑑賞する「さくっとアートゼミ」と、世界史とともに芸術運動を掘り下げる「じっくりアートゼミ」の2つのセッションがあります。

さくっとアートゼミについては、よくご質問をいただくことがありまして
 ・どんな絵を見るの?
 ・具体的にどんなことやってるの?
 ・アートの知識は皆無なんだけど・・・

たしかに気になりますよね。
絵画作品って、時代によってタイプもさまざまです。
そして「ぜんぜん知識がないのに何を聞かれるか不安…」。
そのお気持ちも、すごーくよく分かります。

実際のところ、アート鑑賞になじみがある人もない人もたくさん参加されています。
絵の知識は一切問わず、1枚の絵を前にして、集まったメンバーでおしゃべりをするような場。もう少し、具体的な進め方をご紹介しましょう。

方法は“対話型鑑賞”

アートゼミでは「対話型鑑賞」という方法で、作品鑑賞を進めています。

対話型鑑賞とは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で開発されたプログラム(VTC)をベースに発展した手法。1枚の絵を前に、見えたこと、発見したこと、印象や考えたことを、参加者同士で出し合い、意味付けをしていくようなやり方です。

それって楽しいの??

これ、めちゃくちゃ楽しいんです!!

それぞれの手持ちのカードをテーブルに並べていくように、みんなの意見を場に出してみる。すると驚くほど見えているもの、感じていることが違っています。まずこの視点の多様性にびっくり。
そして、鑑賞を進めていくと、最初に絵を見た時の印象がガラッと変わっていくんですね。

よくある風景の中に大きな喜びが見えてきたり、絵の中の人物に今の自分の状況が重なったり。鑑賞を通して絵との距離はもちろん、一緒に鑑賞する人との距離もぐっと近くなります。

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毎回3~5名の方が参加してくださっています。


どんな絵を鑑賞するの?

アートゼミでは主に、1800年代前半〜1900年代前半の作品を多く取り扱います。

理由は、鑑賞しやすい&話しやすいから!ルネッサンス時代などの宗教的な絵画は、宗教的な背景知識が必要ですが、上記の時代は現代社会を生きる私たちにも想像しやすいテーマが多いんです。親しみのあるテーマだからこそ、会話も弾みます!

これまでアートゼミで鑑賞した作品を、こちらでいくつかご紹介します。


▼ゴッホ「刈り入れをする人のいる麦畑」1889年
生き物のようにうねうねと動く麦。
そこにジェイソンのような鎌を持った人物が。
太陽や空の色もなんだか不思議、、、麦を何に見立てるか想像が膨らみます。

▼シーレ「死と乙女」1915年
抱き合う二人のいる場所は、ゴツゴツした岩場のよう。
女性の腕は細くたよりなげで、男性は病気のような顔色とローブ。
このふたりにとって、最後の抱擁なの?この先には何が待ってるの?

▼マグリット「光の帝国」1953-54年
気持ち良い青空と、夜の街並み。人が潜んでいるようなホテルは、窓が閉じられ、外界をシャットアウトするような不安な雰囲気も。
昼間と夜を一緒のキャンバスに描いた意味は?


さくっとアートゼミの流れ

最初に参加者同士で自己紹介をし、話がしやすい雰囲気を作ります。
そのあと、25~30分程度で、見えたものや感じたことを挙げながら1枚の絵を鑑賞します。
最後に感想として、鑑賞を通して気づいたこと、感じたことを一言ずつあげてもらいます。

とはいえ難しい場ではなくカジュアルな朝活です。興味があればお試し体験にお越しくださいね。どんな方でもお待ちしています!

次回のブログでは、参加者ビジネスパーソンが「アート鑑賞」のどんな意味を感じているか?についてご紹介できたらと思っています。

※お試し体験をご希望の方はこちらからお申込みいただけます。

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